
私たちの体は、筋肉や骨、関節、血管、さらにはホルモンや酵素など、ほとんどがタンパク質でできています。
そのため、タンパク質が不足すると体にさまざまな不調が現れます。
その中でも、腰痛や肩こりは特に多くの人が悩む症状です。
では、タンパク質不足がどのように関係しているのでしょうか?
1. 筋肉の衰えと姿勢の崩れ
筋肉はタンパク質から作られており、体を支える役割を担っています。
しかし、食事からのタンパク質摂取が足りないと、筋肉が減少しやすくなります。
筋肉が衰えると姿勢を正しく維持する力が弱まり、猫背や反り腰などの姿勢の崩れが起こりやすくなります。
この結果、腰や肩に過度な負担がかかり、痛みが出やすくなります。
2. 血流の悪化とコリの発生
筋肉には血液を循環させるポンプの役割もあります。
タンパク質不足で筋肉が減ると、血流が悪くなり、肩や腰の筋肉が硬くなりやすくなります。
すると、酸素や栄養が届きにくくなり、老廃物が溜まって「コリ」として感じるようになります。
特にデスクワークや長時間の同じ姿勢をとる人は、より影響を受けやすいでしょう。
3. 関節や椎間板のダメージ
関節や椎間板(背骨のクッション部分)は、コラーゲンというタンパク質からできています。
タンパク質が不足すると、関節の潤滑が悪くなり、クッションの役割を果たせなくなります。
その結果、関節のすり減りや炎症が起こりやすくなり、腰痛の原因となることがあります。
4. 自律神経の乱れと痛みの悪化
タンパク質は、神経伝達物質(セロトニンやドーパミンなど)を作る材料にもなります。
これらの物質はストレスを軽減し、リラックスを促す働きがあります。
タンパク質が不足すると、自律神経のバランスが乱れ、痛みを感じやすくなることも。特に慢性的な肩こりや腰痛を抱えている人は、精神的なストレスと痛みが悪循環になりやすいため、タンパク質の摂取がより重要です。
タンパク質不足を防ぐには?
腰痛や肩こり、自律神経の不調などを予防・改善するためには、日頃から十分なタンパク質を摂取することが大切です。
以下のような食品を意識して取り入れましょう。
• 肉・魚(鶏むね肉、赤身肉、鮭、サバなど)
• 卵(特に白身)
• 大豆製品(豆腐、納豆、味噌、豆乳など)
• 乳製品(ヨーグルト、チーズなど)
• ナッツ類(アーモンド、クルミなど)
また、一度に大量に摂るのではなく、1日3食でバランスよく摂取することが重要です。特に朝食でタンパク質をしっかり摂ると、筋肉の回復や代謝がスムーズになり、体の負担が軽減されます。
もし、日常の食生活で十分なタンパク質が摂取できないのであれば、プロテインなどを
補助的に使用すると良いでしょう。
まとめ
タンパク質が不足すると、筋肉が衰えて姿勢が崩れたり、血流が悪化して肩こりや腰痛が起こりやすくなります。
また、関節のダメージや自律神経の乱れによって痛みが悪化することもあります。
日頃から意識してタンパク質をしっかり摂り、健康な体を維持しましょう。