ダブルクラッシュ症候群について

ダブルクラッシュ症候群について

ダブルクラッシュシンドロームとうい言葉をご存知ですか?

ダブルクラッシュシンドローム(Double Crush Syndrome)は、神経が複数の箇所で圧迫されることによって生じる症状です。

この理論は1973年にUptonとMcComasによって提唱されました。

基本的な考え方は、神経が一箇所で軽度に圧迫されると、それ以降の他の箇所でも神経が圧迫されやすくなる、というものです。

主な特徴とメカニズム

複数の圧迫箇所:神経が身体の異なる箇所で圧迫を受けることがあります。

例えば、頚椎(首)で度の圧迫がある場合、その神経が手首(手根症候群)でも圧迫を受けると、症状が現れることが多くなります。

 

神経の脆弱性:神経は一箇所で圧迫され、その周辺の血流や栄養供給が低下し、他の箇所での圧迫に対する耐性が弱まるとされています。

 

症状の相互関係:神経圧迫による症状(しびれ、痛み、筋力低下など)は、複数の圧迫箇所で発生するため、一つの圧迫箇所だけの治療では症状が完全に改善されないことがあります。

 

診断と治療

診断:ダブルクラッシュシンドロームの診断は、神経伝導検査やMRI、CTなどの画像診断によって行われます。

問診や身体検査も重要ですが、神経圧迫を調べるために詳細なカウンセリングが行われます。

 

治療:圧迫の原因となる部位に対する治療が必要です。

例えば、手根管症候群であれば手首の圧迫や手術、理学療法が考えられます。

頚椎や腰椎の圧迫の場合は、整体や理学療法、手術が必要です。

生活習慣の改善や姿勢の矯正、ストレッチや運動療法なども有効です。

 

症例

①頚椎症性神経根症と手根管症候群:首の神経根が圧迫される頚椎症性神経根症と、手首の手根管での圧迫が同時に存在する場合、手のしびれや痛みが強くなります。

 

②腰椎椎間板ヘルニアと坐骨神経痛:腰椎のヘルニアで神経が圧迫され、下肢の坐骨神経痛が発生することが多くなっています。

 

ダブルクラッシュシンドロームは、単一の圧迫箇所ではなく、複数の圧迫箇所を同時に考慮する必要があるため、診断や治療が複雑になることが多いです。

ヘルニアや脊柱菅狭窄症と診断された方でなかなか症状が改善されない方は、もしかしたら他の部位に神経圧迫がある可能性があります。

当院は、神経の出口から痛みやしびれの起こっている走行に沿って、その癒着を取り除くことで神経の滑走性を改善して、ダブルクラッシュシンドロームからの改善を行っております。

なかなか治らない坐骨神経痛でお悩みの方は当院までご相談ください。


この記事をシェアする

関連記事